野球のルールをわかりやすく解説!!

どうも~

今回は、野球のルールを初心者でもわかるように解説していきたいと思います!

(PC or スマホの横画面で見ることを推奨します)

 

 

1. 野球の基本的なルール

 

まずは、野球がどのようなルールが基礎となっているのか紹介します

 

・9人対9人で攻撃と守備を交互に行う点取りゲーム

・攻撃と守備を9回行う

・攻撃:点を取る 守備:アウトを取る

 

この3点が野球の基礎となっています。

それでは、1つ1つ解説していきましょう。

 

9人対9人で攻撃と守備を交互に行う点取りゲーム

 

野球はグラウンドに立つのは9人、攻撃と守備に分かれて点を取り合うことが特徴。

サッカーやバスケとはことなり、攻撃と守備がしっかりとわかれています。

あまりにも点差がひらいた場合には、コールドとなり途中で試合が終了します。

また、9回になっても決着がつかない場合には延長になります。

所定の回数まで、攻撃・守備を繰り返し最終的に点を多く取ったほうが勝ちです。

 

攻撃と守備を9回行う

 

プロ野球は攻撃と守備を9回繰り返し、9回終了時点での点数によって勝敗が決まります。回数はプレイヤーの年齢によって異なり、高校野球以上は9回までですが、小中学校では7回までです。

また、10点以上など大量に点差が開いた場合は、逆転の見込みがないと判断して、5回以降にコールドになることもあります。

攻撃と守備は1回の表、裏のように決められ、プロ野球では主催側が裏の攻撃となります。基本的には9回裏まで行いますが、9回表の攻撃が終わった時点で勝敗がついている場合は、裏の攻撃は省略されてその時点で試合終了です。

9回裏が終わっても決着がつかない場合は延長戦となります。勝敗がついた段階で終了となりますが、勝負がつかない場合は12回まで行い、それでも決まらないと引き分けとなります。

攻撃:点を取る 守備:アウトを取る

 

野球はお互いに点数を取り合うゲームです。そのため、攻撃側は点を取ることを目的とし、守備側は点を取らせないこと、つまりアウトを取ることが目的となります。素早くアウトを取ることで、失点を防げるだけではなく、自チームの攻撃が始められます。

いかに点を取られず点を取るかが重要であり、プレイヤーの能力はもちろん、戦術も重要なスポーツです。1回につきアウトは3回までと決まっており、スリーアウトで攻守が交代します。そのため、ツーアウトまではあえてアウトを取らせて、ランナーを進めて有利にするという戦術もあります。

攻撃側はアウトを取られないことが重要ですが、それ以上に点を取ることが最大の目的です。そのため、多少のアウトを犠牲にしてでも、確実に点を取るという戦法も成立し、戦術ゲームとしての側面も持ち合わせています。

点を取るには、ピッチャーが投げた球を打ち返し、スリーアウトになるまでにランナーが一塁、二塁、三塁を通ってホームに戻ってくる必要があります。

2. スコアボードの見方と

     ストライクゾーン・アウトについて イラスト フリー 野球 に対する画像結果



スコアボードの見方

 

ゲームの進行具合を確認する際には、スコアボードをチェックします。スコアボードには、何回に何点入ったかや、プロ野球だと選手の情報が表示されています。これらの情報に加えてチェックしたい点が、ボールやストライク、アウトのカウント表示です。

  • 「B」はボール
  • 「S」はストライク
  • 「O」はアウト

スコアボードに表示されている緑色のBはボール、黄色のSはストライク、Oはアウトを示します。

ストライク3回で1アウトとなり、3アウトで1セット終了の攻守交代です。打者ごとにストライクとボールのカウントはリセットされます。また、アウトを取るまでにボールが4回出ると、フォアボールとなり、ランナーは進塁可能です。

満塁の場合はサードランナーが押し出され、攻撃側に1点入ります。カウント表示を見ると現在の状態が分かり、バッターが追い込まれているのか、あるいはピッチャーが追い込まれているのかが分かります。

ストライクゾーンについて

 

ストライクゾーンは、打者の肩の上部とズボンの上部との中間点に引いた水平のラインを上限、ひざ頭の下部のラインを下限とする本塁上の空間です。

投手が投げた球がこの空間に入れば、ストライク、

入らなければ、ボールとなります。

打者がアウトになる場合

 

打者(ランナー)がアウトになるのは、次の3つのパターンが挙げられます。

  • 三振した場合
  • 打者が打ったボールが地面に付く前に取られた場合
  • 打者が打ったボールが先に一塁に到達した場合

三振した場合

アウトでもっとも分かりやすいのは、三振した場合でしょう。ツーストライクの状態でストライクを取られると、三振となってアウトです。

三振という言葉から、空振りをするというイメージが持つ人が多いですが、振らなくてもストライクゾーンにボールが入っていると、これもアウトとなります。

三振はバットを振らない「見逃し三振」と、バットを振って空振りする「空振り三振」があります。空振り三振の場合は、ボールがストライクゾーンに入るかどうかには関係なく、振って当たらなかったならアウトです。

また、ファウルを打つとストライクカウントがひとつ増えますが、ツーストライクでファウルを打ってもアウトにはなりません。

ただし、ツーストライクの状態でバントをし、打球がファウルゾーンに落ちた場合は、バント失敗でアウトとなります。ひとくちに三振といっても、アウトの形は複数あるため、それぞれ混同しないよう注意が必要です。

打者が打ったボールが地面に付く前に取られた場合

打者は打って塁に出るとアウトを免れられますが、塁に到達してもノーバウンドでキャッチされるとアウトとなります。これは通称フライアウトと言われており、いわば守備の成功によるアウトです。ノーバウンドで取ることがアウトの条件のため、ワンバウンドでもしてしまうと、キャッチしてもアウトにはなりません。

打者はただボールを打って前に飛ばすだけではなく、守備がいないところを狙って、ノーバウンドでキャッチされないように打つことが求められます。

打者が打ったボールが先に一塁に到達した場合

打球がバウンドしてからキャッチされた場合でも、打者が走るより先に、ボールが一塁に到達するとアウトです。打者は打ったらすぐに走らなければならず、ファーストにボールが到着するまでに一塁に到達できるかどうかが重要です。

どれだけ遠くに飛ばし、ボールがバウンドしたとしても、ボールのほうが先に一塁に戻っているとアウトとなります。アウトは守備がファーストに送球し、キャッチした状態で打者より先に塁を踏む、あるいはボールを持って打者にタッチすることで獲得できます。

走者がアウトになる場合

打者が塁に出ると今度は走者(ランナー)となってグラウンドに残ります。走者はアウトにならないようホームまで帰らなければなりません。走者がアウトになるのは、次の4つのケースです。

  • 塁を離れているときにボールでタッチされた場合
  • 塁間を結ぶ直線から3フィート以上離れて走った場合
  • 守備を妨害した場合
  • 前走者を追い越した場合

野球は塁に出て終わりではなく、無事にホームに帰れるかが重要です。

塁を離れているときにボールでタッチされた場合

走者は塁に触れている、あるいは踏んでいる状態だとセーフですが、離れた状態でボールタッチされるとアウトになります。例えば後続の打者が打ち、自分が二塁に到達するまでに二塁に送球されたり、ボールでタッチされたりするとアウトです。

また、走者はピッチャーの隙を狙って走り出し、次の塁に進む「盗塁」ができます。盗塁をする際にはリードし、少し塁から離れる必要があります。この時ピッチャーは、盗塁を防止するため牽制球を投げることが可能です。

例えば一塁にいる走者が二塁への盗塁を狙い、リードして塁を離れたとき、一塁に牽制球を投げ、走者が一塁に戻る、あるいは二塁に到達するまでにタッチできるとアウトです。走者は後続の打者が打つ前に攻撃を仕掛けることができますが、守備側によっては防がれてしまうこともあります。

塁間を結ぶ直線から3フィート以上離れて走った場合

野球はホームベースから、各塁が直線で結ばれており、ひし形をしています。一塁から二塁、二塁から三塁、三塁からホームへと進塁しますが、このとき塁と塁を結ぶ直線から3フィート以上離れて走るとアウトとなります。

3フィートは91.44cmであり、塁を駆ける際に膨らみ過ぎるとアウトとなるため走者は注意しなければなりません。守備を避けるためにあえて膨らみながら走るという方法もありますが、やり過ぎるとアウトになってしまいます。

守備を妨害した場合

後続のバッターが走者の進塁方向に打球を放った場合、走者と守備側のプレイヤーが接触することもあります。守備側のプレイヤーの打球処理を邪魔すると、守備妨害となってボールタッチや塁への返球に関係なくアウトとなります。

意図せず守備妨害になってしまうこともあるため、走者は守備側のプレイヤーの状態も見ながら走るコースを決めなければなりません。反対に守備側のプレイヤーがプレーと関係しないところで走者に接触すると、走塁妨害となって走者はひとつ先に進塁できます。

前走者を追い越した場合

一塁から二塁、三塁と走者がおり、打者が打った場合は、グラウンド上に最大4人の走者がいることになります。それぞれの距離が離れているため追い越しが起きることはまずありませんが、万が一走者を追い越してしまうと、追い越した側がアウトとなります。

走者が多く、打者がセーフかアウトか分からない微妙な打球を放つと、進塁すべきか戻るべきか悩むことも少なくありません。走者ごとの認識の違いによって、進塁するもの、戻るものが出てしまい、追い越しをしてしまうこともあるため注意が必要です。

 

3. 打者の打ち返し方で名称がかわる?!

 

打球を打ち返した際の名称には違いがあり、打ち返し方によって呼び方は変わります。打ち返し方による違いは、大きく分けると次の3つです。

  • ホームラン
  • ヒット
  • バント

ボールがスタンドに入ったら「ホームラン」

野球のルールを知らなくても、ホームランという言葉は聞いたことがあるでしょう。ホームランは通常の「ホームラン」と「ランニングホームラン」という2つに分けられます。

通常のホームランは、打球がバウンドせずに飛び、スタンドに直接入ることを指します。スタンドに入った時点で確実に進塁でき、すでに走者がいるなら全員ホームに返せます。

走者なしでのホームランは1点ですが、満塁でホームランを打つと最大4点です。ホームランはファウルポールより内側のスタンドに直接入る必要がありますが、実はポールに直撃した場合も同じくホームラン扱いとなります。

対してランニングホームランは、スタンドには直接入らないものの、守備を深く破る当たりで、走者が一気にホームまで戻ったときに発生します。大きな当たりを出すだけではく、走力も必要なため、ランニングホームランはなかなか出ません。

また、打球がワンバウンドしてスタンドに入ったときは、ホームランではなく「エンタイトルツーベース」となり、安全に二塁まで進塁できます。

進塁につながったら「ヒット」

打者がボールを打ち返し、進塁するとヒットになります。ヒットになるには条件があり、次の3つを満たさなければなりません。

  • ノーバウンドで捕球されない
  • 打者が一塁に到達する前に一塁に送球されない
  • 守備側の選手のミスではない(落球など)

まずノーバウンドでキャッチされたり、一塁に到達するより先にボールがファーストに戻るとアウト扱いです。ヒットは前提としてアウトにならないことがポイントであり、進塁しなければなりません。

しかし、打球を打ち返して進塁しても、それが守備側のミスによるものだと、扱いはエラーとなります。進塁できるという点は同じですが、スコア上はヒットではなくエラーと記載されます。

また、一塁に到達するとヒットですが、二塁に到達すると二塁打、三塁まで到達すると三塁打と呼び方が変わるのも特徴です。

ボールをバットに当てる打法「バント」

野球ではバットを振り、ボールを打ち返しますが、あえて振らずに当てて転がすという打法もあります。当てて転がす打法はバントと呼ばれ、これには3つの種類があります。

送りバントは塁に走者がいる時に行われる打法であり、自分が塁に出ることではなく、走者を次の塁に進めることを目的とします。例えば一塁に走者がいる場合、バントによって自分がアウトになっても、走者が二塁に進めたなら送りバントは成功です。

送りバントは自分がアウトになっても構わないという性質から、犠牲バントと呼ばれることもあります。セーフティバント送りバントとは違って、自分が塁に出ることを目的としています。

守備が取りづらい場所にボールを転がすことで塁に出る時間を稼ぎますが、アウトになる可能性が高いため、基本的には走力に自信がある選手しか行いません。

野球の守備ポジションについて

野球は9対9で行いますが、9人全員がグラウンドに出るのは守備側のチームだけです。9人のプレイヤーはグラウンドの各位置に配置され、それぞれのポジションを守ります。

ゲームを進める要となるピッチャーは、投球を行います。ピッチャーの投球を受けるポジションがキャッチャーであり、両方をまとめてバッテリーと呼ぶことも多いです。打者側から見て右側が一塁であり、各塁にひとり守備が配置されています。

一塁は一塁手、二塁は二塁手、三塁は三塁手が守り、二塁と三塁の間には遊撃手(ショート)と呼ばれるポジションがあります。これら4つのポジションは、まとめて内野手と呼ばれます。

内野より後ろの、スタンドに近いところを守る3つのポジションが外野手です。外野は打者から見て左からレフト、センター、ライトとなっています。

本塁から反時計周りに一塁二塁三塁となる

打者がバッターボックスの間には本塁、ホームベースがあります。ここから反時計回りに一塁、二塁、三塁となっています。ホームベースと一塁から三塁までを結んだ線がひし形のため、全体を指してダイヤモンドと呼ばれることも多いです。

ファウルゾーンとフェアゾーン

打球はどこに落ちてもヒット性になるわけではなく、ファウルゾーンの内側である、フェアゾーンに落ちなければなりません。ホームベースから一塁側と三塁側に真っすぐ伸びた線がファウルラインであり、これより外側がファウルゾーンです。

ファウルゾーンに入ると、ストライクカウントがひとつ追加され、仕切り直しとなります。フェアゾーンに落ちた場合は、ヒット性の当たりとなり、ボールより先に塁に到達するとヒットです。

また、打球が落ちた地点が重要であり、フェアゾーンに落ちてファウルゾーンに転がったとしても、結果はフェアで当たりはヒット性となります。

内野と外野

ホームと一塁から三塁までを囲んだ、通称ダイヤモンドを内野と呼び、それ以外を外野と呼びます。プロ野球では内野は土で、外野は芝生になっていることが多いため、区域の違いが分かりやすいです。

打球がどちらに落ちるかによって記録は異なり、内野にヒットが出たなら内野安打、外野に打ってヒットが出たなら、センター前ヒットのように言われます。

投手が球を投げるピッチャーマウンド

内野の中でもピッチャーの位置は特別であり、ピッチャーが立っているところをピッチャーマウンドと言います。ピッチャーマウンドは内野の中でも少し高い位置にあり、地面が丸く盛り上がっています。

野球のルール理解できましたか?

 

実際に試合を見たり、野球関連の漫画を読んだりすることで自然とルールが理解できるようになってくると思います。皆さんもこれを機にスタジアムに足を運んではどうでしょうか?

 

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